【報告】9/2防災教育ファシリテーター養成講座<初級編>第4回「HUG」

2017年9月2日(土)、台風15号の影響が残るなか、防災教育ファシリテーター養成講座<初級編>の最終回を迎えました。避難所運営ゲーム「HUG」の体験です。16名の参加で、3班に分かれて行いました。

まずは、「HUG」の講座の際には定番となっている「避難所〇×クイズ」から。災害が起こったときに地域防災拠点以外の自宅周辺の施設はどうなるのかなど、改めて興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。
講座はサクサク進みます。進行、記録、発表と役割分担をし、15枚までのカードで、おおまかな避難所運営のルールなどを決めました。その後は次々とくる避難者の対応をしていきます。

  
  

それぞれの班が、次々と対応していきます。今週は、あちこちで「HUG」の講座を行ってきましたが、今回は、そんなに白熱しすぎることもなく、淡々と避難所運営されていたようです。

  
  
  

運営後には、それぞれの班での振り返りです。今回も、様々に気づきがあったようです。

【ワークシートより自分の班のアピールポイント】
・部屋を条件で分けた。バスの方にはバスにとどまってもらった。決まっていないことは相談してから、決まっていないことは決まり次第、と明記した。
・校庭のゾーニング。運営本部・受付の位置。通路がしっかりしている。
・知り合い、地域住民を近くに。家族はなるべく一緒に。

【参加者の声】
・瞬時の判断を求められるので、とても難しかった。振り返ると、こういう判断もありでは?と思い至るところが多々あり、もう一度よく考えたい。
・瞬時に様々なことを判断することがとても難しかった。楽しいというよりためになりました。子ども版(小学生)のHUGなどにも興味を持った。
・本当の災害時に対応できるのか不安になった。HUGを体験し、備えることが必要だと感じた。
・避難所にいる人はお客様ではなく、生活が困難な人であること、そして必要な時は協力を求めること(自分自身も協力できることはすること)を再認識できた。
・様々な人、価値観があって、一筋縄ではいかない。地域を知ることが必要だと感じた。
・学校だけでなく自治会の方たちも受ける機会があるとよいと思います。
・体育館だけでなく、校庭の割振り掲示板の張り出しも考えなくてはならないことや、様々な人が入ってくることを考えると運営の大変さがよく分かりました。
・3.11で避難所運営を経験された方の話を聴いたことがあるが、聞くのとHUGで体験するのとでは大きく違った。3.11で避難所運営に関わった皆さんに敬意を表したい。またHUGの体験と様々な状況を想定して「もしも・・・」の時に役立てていきたい。

私たちはHUG研修を、たくさんの方に向けて実施してきました。小学生、中学生、学校の先生、避難所運営委員会のみなさん、などなど、毎回、多様な運営ルールで避難所が運営されています。
近年では毎年のように日本各地で災害が起こり、避難所が開設されることがありますが、その地域によって運営のルールや方法は全く違います。よその避難所でうまくいったルールが、自分の避難所で必ずしも通用するとは限りません。「何がベターなのか」を考え、ルールを決めるのは、今、ここにいるみなさんです。メンバーが変わればルールも変わります。一度で終わりではなく、何度も繰り返すことで見えてくることがあります。これからもたくさんの方に「HUG」体験してほしいと考えています。

最終回でしたので、修了式も行いました。「修了証」と「参加証」とをそれぞれお渡ししました。最後は集合写真撮影。是非、多くの方に上級編に進んでいただきたいと思います。

  

HUG(避難所運営ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
講座名:ファシリテーター養成講座<初級編>第4回 HUG(避難所運営ゲーム)体験
日時 :平成29年9月2日(土) 10:00~13:30
会場 :かながわ県民活動サポートセンター
参加者:16人
講師:石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 小峰道晴 角川京子 田村俊夫 西川哲 矢嶋恵子 薮下牧絵 
【エリア】いずみ野、高津、相模原、鎌倉、横須賀、葉山