【報告】8/31横浜市立東山田中学校防災講演

2017年8月31日(木)、横浜市立東山田中学校から防災講演のご依頼をいただき、防災訓練の後にお話しさせていただきました。
814人もの生徒さんがおよそ8分で体育館に避難しました。とてもスムーズに移動してきました。

講演のテーマは「共助~中学生にできること~」
校舎内に大きく掲示されており、恐縮です。。。

横浜での災害の歴史を振り返ると、大正12年(1923年)の関東大震災にまでさかのぼります。東京の被害状況がよく取り上げられますが、横浜の被害も甚大でした。
中学生にとっては、遠い昔のこと。おじいちゃんおばあちゃんも生まれる前の話です。
先生の中でも、体験談を聞いたことのある人は1人2人しかいませんでした。
  

東日本大震災の教訓をもとに制定された「よこはま地震防災市民憲章」を紹介しました。中学生にもできることを考えてもらうきっかけになると思います。

東日本大震災被災地の中学校の例として、「釜石の奇跡」と呼ばれ有名になった岩手県釜石市立釜石東中学校と、生徒会主体で避難所運営訓練を行っていた宮城県気仙沼市立階上(はしかみ)中学校の取り組みを紹介。熊本地震の例では、熊本国府高等学校生徒たちの、機転の効いた活躍についてもお話ししました。
今回は30分という短い時間でしたが、中学生にもできることはたくさんあると気づいてもらえたかなと思います。

【ワークシートより】
・今後大地震がおきたら、きっとパニックになってしまうから、いざという時でも冷静に近所の人とも協力しなければいけないという事を学んだ。
・私たちに出来る事が改めて分かったし、これからどうしていけばいいかが分かりました。 どんな時でも今日の事を思い出して冷静に避難したいと思いました。そして、お母さんやお父さん家族にも話していきたいと思います。
・自分と同じくらいの年の中学生が、1人でも多くの人を救えるように行動していることを知り、かっこいいなと思いました。結果救えていて、自分も見習って、実際にそういう風に行動できるようにしたいです。
・自分に何ができるかを考えられた。もし、震災などがおきてしまったら、家族に“自分がどこにいるのか”がちゃんとわかるようにしよう、と思った。そしてまわりの人へもっと感謝しようと思った。

■講座概要■
講演 :防災講演「共助~中学生にできること」
日時 :平成29年8月31日(木) 14:30~15:00
会場 :横浜市立東山田中学校 体育館
参加者:860人(生徒、教職員)
講師 :石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 谷本恵子