【報告】2/27横浜市立美しが丘中学校「HUG」

2017年2月27日(月)、横浜市立美しが丘中学校で、授業時間3時間利用し「避難所運営ゲーム(HUG)」を行いました。
対象は、中学3年生の3クラス97名と先生、地域の方。美しが丘中学校は、以前から防災教育に熱心に取組んでこられており、子どもたちと地域の方たちとのかかわりも自然とできるようになってきているそうです。
3学年主任の鬼木先生が中心となり、「卒業後も地域と深くかかわって自分でアプローチできる生徒になってほしい」「自分たちができることを発信して行けるようになってほしい」という先生方の思いからの避難所運営ゲーム体験です。今回も「HUG」のセットは、横浜市教育委員会から貸し出していただきました。

班ごとに分かれたところで、各班に地域の方もお一人ずつ入っていただきました。
ゲームは、恒例の「避難所クイズ」から開始です。3問全問正解の子どもたちが多かったのは印象的でした。これまで熱心に取り組んでこられた成果ですね。

体育館を使用しましたので、スペース的にはゆったりしていました。まずは、役割を決めて15枚までのカードでお試しです。担当役をしっかりできるか?また、臨機応変に役割担当を変えるか?等々、班ごとに対応は違った事と思います。
その後は防災教育ファシリテーターが一気にカードを読み上げ、子どもたちはひたすら対応していくはず、でしたが、ある班では人員が足りなくなり、ある班では多くなる、という不思議な現象も起こりました。
それでも、班ごとに工夫が凝らされていましたし、優しい対応も随所に見られました。

  

  

  

  

全てのカードを読み終えられなかった班もありますが、時間で終わりとし、それぞれほかの班の状況を見て回ってもらいました。その後、班に戻って掲示板等に付け加えたこともあったようです。気づきがあったということですね。
最後に班ごとに工夫した点や、大変だったことをまとめての発表です。発表担当が全員男子でした。

  
今回は、あまり困ったことがクローズアップされなかったような気がします。ペットも躊躇することなく教室や体育館に入れていたようです。地域性が現れる部分でもありますね。

当日の会場は体育館で底冷えのする中、子どもたちはよく頑張りました。体調を崩していないといいのですが。先生方の想いを受け継ぎ、これからも地域と関わって行ってほしいと思います。

HUG(避難所運営ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
日時:2017年2月27日(月) 8:50~12:30
会場:横浜市立美しが丘中学校
参加者:109人(3年生生徒97、教員2、地域の方10)
講師:石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 岡田賢吉、片倉昌平、小峰道晴、谷本恵子、西川哲、矢嶋恵子、山下圭子、小田裕美子、伊藤朋子
【エリア】上大岡、鶴見、長津田、保土ヶ谷、妙蓮寺、平塚、鎌倉、葉山