【報告】3/15県立元石川高校1・2年生「DIG」

2017年3月15日(水)、神奈川県立元石川高等学校でDIG(Disaster Imagination Game)を行いました。
今回は1年生、2年生合わせて総勢600人以上が一斉にDIGを行うということで、3月6日(月)には先生方もDIGの事前研修を行い、準備万端で臨みました。

体育館には入りきらないということで、横浜市は体育館、川崎市は武道場に分かれ2会場での実施となりました。

まずは関東大震災から災害の歴史を振り返り、横浜市だけでなく関東で起こりうる災害の学習をしました。横浜市青葉区と川崎市宮前区を例に、「揺れによる建物被害や人的被害」「火災による建物被害や人的被害」などの被害想定を見て、自分が住んでいる街ではどんな被害があるのかを想像します。

そこからDIGの手順を説明。出身中学校ごとに班になり、各地区の地図を囲みます。
最初は「どんなことをするんだろう?」という顔をしていた生徒たちも、地図を囲むなり「開始」の合図も待たずさっそくシールを貼り始めました。
地区別の大判地図は前日に先生と委員会生徒が2時間かけて丁寧に貼り合わせてくれた大作です。
とてもきれいに仕上がっていたので、作業もスムーズにできました。
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◯自宅や元石川高校・よく行く場所には、青シール
◯出身中学校には、緑シール
◯医療機関には、赤シール
◯自力で避難するのが難しい人がいる場所には、黄シール
◯各鉄道の駅には、付せんで駅名
をそれぞれ貼っていきます。同時進行で
◯自宅から学校までの通学路をピンクのマーカー
◯川・海岸線を青のマーカー
◯鉄道を黄色のマーカー
で色を付けていきます。

初めは自宅周辺を中心にシールを貼っていた生徒たちですが、「自分の中学校や高校の周辺にはどんな施設や人たちがいる?」「自宅だけでなく、いつも遊びに行く場所にはどんな人たちがいる?」という問いかけをすると、よく友達と行くショッピングモールや塾などの周辺を思い出してシールを貼っていました。


一通り色付けやシール貼りが出来上がった段階で、各地域のハザードマップを配ります。
土砂災害警戒区域をオレンジで斜線を引き、危険な場所を可視化します。
今回は中学校ごとのため地域にバラつきがあり、比較的地図全体にオレンジ色がつく班もあれば、「警戒区域はありません!」という班もありました。

そして地震被害想定地図へ。
地図から自宅・通学途中・学校の想定震度を読み取り、「土砂災害の危険の有無」や「それぞれの場所で大規模災害にあったらどのように行動するか」などをワークシートに記入しました。

初めての体験ながら、どの班も最後までしっかり作業していました。
個別作業ではなく一人ひとり意見を交えながら作業している様子が印象的でした。
「田園都市線が止まったらどうやって帰る?」という問いかけに「考えたこともなかった」と電車通学の生徒。一方「この道なら自転車で1時間だよ。歩いて帰れるね」と通学路以外の道も把握している自転車通学の生徒。色々なシチュエーションと環境の違いでお互いに気づきを得られることがこのDIGの目的の1つです。
元石川高校の防災担当の敷島先生は、「やはり複数の地域から生徒が集まっているので、高校でDIGを実施するのは準備が大変です。しかし、広域だからこそ各地域の特色が見えるし、高校生でこのDIGをやる意味はあると思います」とおっしゃっていました。

↓↓↓400人が一斉にDIGを行う様子。圧巻です。
(他200名は別会場で実施)

DIG(災害想像ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
日時:2017年3月15日(水) 10:50~12:40
会場:神奈川県立元石川高校 体育館・武道場
参加者:635人 生徒(高校1・2年生)
講師:石田真実 谷本恵子
サポート:防災教育ファシリテーター 伊藤朋子 小田裕美子 小峰道晴 西川哲 山下圭子
【エリア】妙蓮寺、長津田、保土ヶ谷、鎌倉、葉山