【報告】11/24逗子市立小坪小学校5年生「逃げ地図」

2016年11月24日(木)、逗子市立小坪小学校5年生の皆さんが「逃げ地図づくり」を行いました。「逃げ地図」は津波などのハザードマップをもとに、近隣にある高台などを避難目標地点として、避難経路に色を塗って行きます。避難目標地点までの所要時間が一目で分かるように、歩行時間3分(1分=43m)ごとに異なる色で塗り分けて行きます。避難目標地点から離れるにつれ、暗く濃い色に塗られるのでので、直感的にわかりやすい地図が出来上がります。

小学校での「逃げ地図づくり」は私たちも初めての事でしたので、事前準備として小坪小PTAの皆様が作成した「小坪小ここが危険MAP」を利用して、子どもたちに作業で使う紐の長さ(5cm)を塗り分ける作業を体験してもらいました。

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さらに、学校側で準備していただいた地図で海抜20Mのラインを書き、道路と交差する地点=避難目標地点にシールを貼っておきました。

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2クラス、56名の子どもたちがプレイルームに集まって、8班に分かれてまずは「逃げ地図」がどういうものなのかクイズを交えながら学習しました。

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避難ビルが利用できない班と、出来る班とに分けていよいよ作業開始です。
緑→黄緑→黄色→オレンジ→赤→…と色を塗って行きます。

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塗り終えたら、班ごとに気づいたことを付箋に書きこみ、まとめの作業です。

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班ごとに発表してもらいました。
・3分で結構進めるけど、本当に津波が来たら大変だと思った。
・小坪小学校も津波にのまれてしまう。
・自分の家は安全だとわかった
・地図にしてみると逃げ道が多かった
・海までけっこう近かった
など、子どもたちなりにさまざまな気づきがありました。

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今日作成した地図を教室に貼ってもらって、見比べることでまた新たに気づくことがあるかもしれません。作って終わりではなく、家に帰ってご家族ともいざという時に備えて話し合うことができるといいと思います。

関東にも真冬並みの強い寒気が流れ込み、初雪が降ったとても寒い日でした。そんな日でも子どもたちは元気で、休み時間にはベランダや渡り廊下に出て楽しそうに雪が降るのを見ていました。

逃げ地図(避難地形時間地図)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
日時:2016年11月24日(木) 10:30~12:30
会場:逗子市立小坪小学校
参加者:56名(小学5年生)
講師:石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 小峰道晴 山下圭子 谷本恵子 矢嶋恵子
【エリア】鶴見、保土ヶ谷、葉山

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