【報告】「熊本地震」と311ネットの支援(2)

vol.2 被災地から離れて行う遠隔支援に取り組む

長崎在住の谷永理事は、熊本県宇城市に通い支援活動を続けています。
谷永からの連絡を受けて、神奈川の311ネット事務局でも遠隔地からできる支援を行ってきました。

311ネットではICTを活用した情報発信を得意としています。
東日本大震災の時に集結した「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」の際に、インターネットを活用した情報発信の重要性を認識した経緯もあり、行政から住民への情報提供などには即時に掲載が可能なネット発信をすすめています。
支援として行ったのは以下の内容です。
(関連リンク:【報告】熊本地震に関する宇城市情報支援
【報告】平成28年熊本地震 宇城市における第一次支援活動)

・宇城市ホームページの運用
・ボランティア受付業務のデータ化(Googleスプレッドシート活用サポート)
・宇城市Facebookページ情報発信サポート
・Amazonほしいものリストの活用
・Googleマップでの情報整理(避難所、ボランティアセンターマッピングなど)

避難所マップなどは現在は必要なくなりましたが、仮設住宅に暮らす被災者の方々をサポートする「宇城市地域支え合いセンター」が10月1日に開設された後は、仮設・みなし仮設住民のみなさんへの支援を行う生活支援相談員の方々に向けのサポートも行っています。たとえば報告書作成のコツや、文書作成や情報発信の方法などについて専門家の同行のもと、サポートを行っています。

顔が見える関係の大事さ

こうした支援ができるのはもちろんインターネットがあるからですが、それでもやはりお互いの顔を見ることも大切だと思います。
発災直後のサポートは谷永がかながわとの間をつないでいましたが、支え合いセンターへの支援は代表理事である伊藤と、ICTの専門家が現地へ出向いています。
被災地の現状は刻々変わるので、遠隔地で「これが必要だろう」と思った内容が今はまだ早い、あるいは必要ないと言うこともあります。
今現地が何を求めているか、外側に対して何をして欲しいか、直接聞き合えるためにも、1回は顔を合わせておきたいと思いました。

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