【報告】11/12 第5回東北未来カフェ岩手県大船渡市編

5年目を過ぎた今、あらためて東日本大震災と今後の支援について考えたいというのが、東北未来カフェの企画です。東北未来カフェ第5回は、大船渡津波伝承館の齊藤賢治館長をお招きしての会です。津波伝承館in横浜 が実現しました。
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集まった人々約30名の参加者スタッフと共に有意義な時間を過ごせました。
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齊藤館長は、東日本大震災の2年後の2015年3月11日に、大船渡津波伝承館を立ち上げました。その津波伝承館を舞台に、多くの訪問者に、東日本大震災を通して学んだ、自然の怖さ、人間の強さ、自然の恵みを伝えていらっしゃいます。

5年前の3月11日の日、齊藤館長は、当時ご自身が専務取締役として勤務していた、さいとう製菓で勤務中に地震に遭遇しました。揺れが納まらないうちから、津波の襲来を予想して、従業員に声がけしていち早く避難を完了しました。避難先の高台から、津波にのみ込まれていく大船渡の街の映像は、震災後youtubeにアップされ、多くの人に津波の恐ろしさを伝えました。齊藤館長のお父様は内陸部から大船渡市に住み始めて、昭和8年の大津波に遭遇、生き抜いた経験があり、幼い頃から津波の怖さを繰り返し聞かされていたそうです。それに加えて、小学生の頃に1960年のチリ津波を経験していることが、津波に備える姿勢を育てたのだ、とおっしゃっています。東日本大震災当日の多くの映像や、資料を駆使してのお話は、あの日のことを改めて思い出す内容でした。

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お話の後は齊藤さんを囲んでの歓談の時。大船渡から取り寄せたサンマを使ったお弁当と、岩手県の美味しい食材をいただきながら、酔仙酒造から取り寄せた5種類のお酒を楽しみました。

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新聞記者の方のご参加もあり、それぞれお話が弾んでいました。東北未来カフェは、毎回 講師と交流がある方々がいらっしゃいます。講師を囲んでの歓談の中で、講師と繋がっている人同士がまた繋がっていく場となっています。編み目のように繋がりが深くなっていくことで、次の災害への備えとなる、「繋がりは備え」を実感できる夜となりました。
デザートはもちろん、齊藤さんにお持ちいただいた、さいとう製菓の「かもめの玉子」です。大変美味しくいただきました。

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「あなたに助かって欲しいから」は津波伝承館のキャッチフレーズです。
東日本大震災で亡くなった方のうち、70%の方はしっかり逃げていれば助かった。これは重い事実です。この講演の10日後の11月22日、久しぶりに福島県、宮城県で津波警報が発令されました。小さいながらも、川を遡上する津波の映像は5年前を思い出しました。
大きく揺れた土地の方々はもちろん、揺れの少なかった地域でも、地震に備え、津波にそなえることができたでしょうか。

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