【報告】7/30 第2回東北未来カフェ<気仙沼編>

2016年7月30日(土)17時より関内のさくらWORKSで第2回東北未来カフェ<気仙沼編>を開催しました。
東日本大震災から5年が経ちました。ボランティアバスでよく訪れていた宮城県気仙沼市の現状を知ろうということで、気仙沼プラザホテルの堺丈明支配人に講演をお願いしました。気仙沼プラザホテルは、ボランティア活動後にお風呂を利用させていただいていました。

横浜ワールドポーターズのヨコハマポートマーケット内に7月23日にOPRNした「気仙沼PORT」で、一日店長を務めていた気仙沼出身の歌姫、熊谷育美さんともお会いして、堺さんをさくらWORKSへとご案内。

17時、開会です。被災前に安波山(あんばさん)から見下ろしたの気仙沼の写真からスタート。「ここへ戻るんだ」という気持ちで様々なことに散り組まれているとのこと。安波山は標高239mの港町・気仙沼のシンボルの山。「航海の安全と大漁を祈願する」という由来から名づけられました。サンドウィッチマンが震災時に避難した山です。

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この日は、1、気仙沼市概要 2、東日本大震災について 3、震災から5年… 4、気仙沼PR という流れでの講話でした。

1、気仙沼市概要
気仙沼の基幹産業は水産業。生カツオの水揚げは日本一だそうです。さんま、カツオ、さめ、メカジキ、ホヤ、牡蠣、帆立、ワカメ、さらには水産業を支える氷屋、製函屋、漁具等々、観光は、大島、十八鳴浜(くぐなりはま)、唐桑半島、岩井崎等写真も交えて「水産と観光の町」としての復活を目指していることをお話しくださいました。

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2、東日本大震災について
『災害から自分の命を守るため。家族や友達、地域を守るため」「現地を観る、現地の人の話しを聞く」「自分ごと」「心構え」として聴いてください』とのことで、改めて東日本大震災の被害概要を伺いました。気仙沼市は震度6弱、全体では6分40秒も揺れたそうです。死者1214名、行方不明者も未だに220名いらっしゃいます。大丈夫だろうという油断、車で避難したが停電による信号停止で渋滞した、興味本位の撮影による避難遅れ、重油流出による火災などが犠牲者が多かった原因だとのことです。

『皆さんの町で過去の災害史から「想定」される今後の災害は?自治体のハザードマップなどでどこが危ないか知っておく!』まさに当団体の防災教育でも目指していることと一致する言葉です。

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3、震災から5年…
嵩上げ工事や防潮堤建設が進んでいる現状、災害公営住宅も続々と完成している状況を知ることができました。JR気仙沼線と大船渡線はBRT(バス高速輸送システム)での運行となっており、鉄道での復旧にはお金がかかるために難しいだろうということでした。道路の方は三陸自動車道の工事が着々と進んでいること、大島への架橋工事が始まり、平成30年完成予定ということも伺いました。一方で、仮設商店街や、原発の風評被害などいまだに厳しい現状もあるとのこと。

「観光チーム気仙沼」の取組みを紹介してもらいました。『ちょいのぞき気仙沼』・・・なかなか体験できない漁船乗船体験、漁具屋・氷屋・造船所への潜入、寿司にぎり体験等々。事業の枠を超えて様々なプログラムが考えられています。一度は参加してみたいと思いつつ果たせていません。

4、気仙沼PR
平成26年には天皇・皇后両陛下の行幸。冬にはクリスマスイルミネーションも行われ、まだまだ街灯も少なくて夜になると暗い内湾をライトアップします。
気仙沼出身の有名人紹介、生島ヒロシさん、お笑い芸人マギー審司さん、ラグビー全日本選手の畠山健介さん、フェンシング全日本選手の千田健太さん…
「K-PORT」をつくった渡辺謙さん、震災記録ドラマを撮影されている堤幸彦監督などが紹介されました。気仙沼プラザホテルの大浴場で渡辺謙さんに会うことができるかもしれないそうですよ。さらに、気仙沼の観光イメージキャラクター、ホヤぼーやは何気に色々なドラマや映画に出演しています。どうぞご贔屓に!

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『震災の記憶は風化していくものだと思います。「震災」を忘れないもありますが、人として「助け合う気持ち」も忘れないでほしいなと心から願います』という言葉で締めくくられました。『一番大切なのは大丈夫と思わないこと』という言葉も印象に残りました。

講演会後、若干の休憩をはさんで懇親会へ突入です。気仙沼から取り寄せた「水鳥記」(株式会社角星)で乾杯後、「お魚いちば」から取り寄せたかつおのたたき、気仙沼ホルモン、ほたて(ボイル)などと、「気仙沼PORT」で仕入れた「帆立とコラーゲンのXO醤」「ホヤソース」「完熟牡蠣のドレッシング」などを使って、家庭でも作れる料理を提供してもらい、さらにふかひれスープを楽しみました。

お酒は「水鳥記」「ゆず酒」のほかに「蒼天伝」(株式会社男山本店)、「福宿」(男山本店、角星)と堪能しました。
「シャークジャーキー」や「さんま缶」「さんまくん」は試食程度の量でしたが、どれも参加者にはご好評いただいた様子です。

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講演会に飛び込みで参加してくださった方も数名いらっしゃいました。
堺支配人には、改めて気仙沼の美味しいものを紹介していただき、急きょ参加してくださった小野寺亮子さんには「気仙沼PORT」で扱っている品をPRしていただきました。

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調理を担当してくれた復興キッチンチームメンバーにも感謝します。

文責:谷本恵子
写真:岩元史