東日本大震災の発生から4年の節目となる日2015年3月11日、震災時の出来事を振り返るとともに、現在の被災地の状況と今、求められる被災地支援のかたちをさぐるため「3.11東日本大震災を忘れない・かながわ」が開催されました。
主催は「3.11東日本大震災を忘れない・かながわ実行委員会」で、事務局はかながわ県民活動サポートセンター。当団体は、実行委員会の一員として計画段階から携わりました。
かながわ県民センター内 1階展示場では以下の催し物を開催。
「震災関連写真展」
「いわき明星大学 reviveいわき」「(一財)海の里創造基金」「(特非)@リアスNPOサポートセンター」「(一社)東北地域づくり協会」からお借りした貴重な写真を展示しました。
被災前と後の写真は、震災の爪痕の大きさを改めて感じるものでした。
「神奈川県内避難者団体創作作品展」
被災のため神奈川県内に避難された方々のグループ等が創作した作品が展示されました。福島の現状もパネル展示されました。こちらはNPO法人かながわ避難者と共にあゆむ会が取り纏め、解説してくださる人もいました。
「被災地応援・東北特産品販売」
当団体と「ボランティアバスチーム」「一社やまと災害ボランティアネットワーク」は、それぞれご縁のある東北からお取り寄せした美味しいものやグッズを販売しました。
当団体でご縁のある「気仙沼ミサンガプロジェクト」「ハートニットプロジェクト」にも参加していただき、グッズや物産販売を行いました。
「県内被災地被災者支援団体等活動紹介」
東日本大震災の被災地・被災者支援に取り組む神奈川県内団体等の活動紹介ブースも設けられました。
当日はお天気にも恵まれ、早い時間から様々な方に写真展を見に来ていただくことができました。500人以上の方がお訪ねくださったと思います。
気仙沼から「ホヤぼーや」が、そして神奈川県の非常勤相談役の「かにゃお」も来てくれ、14時46分には、かながわ県民活動サポートセンター全館に放送が流れ、ホヤぼーや、かにゃお、そして来館中の多くの皆様と黙祷を捧げました。
12時半頃と18時頃には、かながわ県民活動サポートセンターから「さんまつみれ汁」のおふるまいのサービスが!合わせて280食が振る舞われ、多くの方に東北のおいしさを再確認していただけたことでしょう。
18時半には、玄関前で被災地を忘れないの思いをこめ、キャンドルに灯りが灯され、改めて黙祷を捧げました。
19時より2階ホールで、「東日本大震災の記憶と被災地の今。これから必要とされる支援」と題して、(一社)防災プロジェクト代表理事 中井政義氏をお迎えしての講演会が開催されました。平日でしたが、東北に思いを寄せる方々がお仕事帰りに多数参加され、被災地が「今」求める支援についてお話を伺いました。
準備からあわただしく時間が過ぎましたが、このイベントを通して被災地支援継続の大切さを改めて多くの方々と認識できたように思います。そして、震災の風化を防ぐ一助になったようなら望外の喜びです。