【防災コラム】『LOVE&HOPE~防災ハンドブック2014』

2014年4月14日から全国の郵便局(一部を除く)でTOKYO FMさんが配布開始した『LOVE&HOPE~防災ハンドブック2014』についてお話を伺ってきました。

制作を担当した、TOKYO FM 統合メディア戦略室 佐久間 晶子さんに伺いました。

Q:「防災ハンドブック」を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

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A:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局では東日本大震災直後にスタートした復興支援番組「LOVE&HOPE~ヒューマン・ケア・プロジェクト」を通じて、被災地の様々な姿や力強く生きている方々の声、そして、東北の力を伝え続けています。

その3年にわたる東北取材の中で、強く感じていることは、南海トラフ地震・津波、首都直下地震をはじめとする、巨大地震がいつどこで起きてもおかしくないなか、【被災地の方々の声に学ぶことこそが、これからを生き抜く力につながる】ということです。「被災地の知恵を全国へ」。今回の震災の教訓を忘れることなく、伝え続けていきたいという想いから『LOVE&HOPE~防災ハンドブック2014』を作成しました。

東北のJFN3局(FM岩手・FM仙台・ふくしまFM)のパーソナリティが、3.11当時なにが本当に役に立ったのかという体験談をよせてもらい、Tokyo FM防災キャスター古賀アナがナビゲートしながら、防災について考えていきます。災害時に命を守ることの次に大事なのは、命をつなぐための『食』。Date fm(FM仙台)が2006年から2010年まで行っていた「サバメシ(=サバイバル・メシ、非常食)」コンテストのレシピにも注目。だれもが関わる『食』を入口として、実際に震災時に食べたレシピや、もしもの時に活かせるアイディア・レシピも掲載しています。―

その他、「被災地で役立ったアイディア集」や「心と体のケア」について等も紹介されており、日頃からの備えの大切さを訴えています。
私たちかながわ311ネットワークでも、ボランティアバスを通じた防災意識の向上に取り組んできています。現地に行き、ボランティア活動先やエクスカーションなどで備えの大切さについてのお話を聞いてきました。ボランティアバスに参加した方たちにはもちろん、知識として『備える』大切さは知っているけれど「具体的にはどうしたらいいのだろう?」という方たちにもぜひ読んでもらいたいハンドブックです。
今回TOKYO FMさんに数部分けていただいたので、「備えの大切さ」に気付いたボランティアバスの参加者を対象に、次のステップへと踏み出すチカラになることを期待してバス車内で配布しています。

私たちが用意している分は数に限りがありますので、気になった方はお近くの郵便局へ行ってみてはいかがでしょうか。TOKYO FMでは郵送も受付けています。いずれも無くなり次第終了となります。詳しくは東京FMの ホームページをご覧ください。

番組『LOVE&HOPE~ヒューマン・ケア・プロジェクト』概要
放送日時: TOKYO FMをはじめとする全国38局ネット朝の生ワイド番組『クロノス』内  月~金 6:31~6:40放送
出演者:中西哲生、高橋万里恵(2014年4月現在)

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