報道関係各位
2013年10月4日
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10/13(日)防潮堤計画の基本知識から問題点までを学ぶ「巨大防潮堤を考える勉強会」開催
かながわ311ネットワーク(代表理事:伊藤朋子)は、10月13日(日)、「巨大防潮堤を考える勉強会」を開催します。
現在の国の復興計画では、東日本大震災で被災した東北の沿岸部や河川に最高14.7メートル、総延長約370キロ、幅は高さの約4倍という巨大な防潮堤が造られようとしています。
建設は、被災地だけにとどまらず、東北を皮切りに、三浦半島や湘南など神奈川にも建設の動きが出てくるとも予想されています。
なぜ巨大防潮堤なのか、防潮堤ができると海辺の自然はどうなるのか、NPO法人「森は海の恋人」理事で首都大学東京の横山勝英准教授、公益財団法人日本自然保護協会保全研究部の朱宮丈晴部長を講師にお招きし、防潮堤計画の基本的な知識から、問題点までを広く学び、神奈川にいる私たちにもつながる問題としてともに考える機会としたいと思います。
日 時: 10月13日(日)午後1時〜4時
場 所: かながわ県民センター11階、講義室2(横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
講 師: 首都大学東京都市環境学部准教授 横山 勝英
公益財団日本自然保護協会保全研究部部長 朱宮丈晴
参加費: 無料(但し、資料代などの寄付をお願いします)
申込み: HP申込みフォームより:http://kanagawa311.net/wanted/wanted_event/3330/
【講師紹介】
横山 勝英(よこやま・かつひで)
1970年生まれ。博士(工学)。東京工業大学大学院を卒業後、建設省土木研究所を経て現職。有明海・筑後川の汽水域を対象に塩水流動、土砂移動、地形形成、栄養塩・植物プランクトン・魚類の動態を研究している。震災後は気仙沼舞根地区に支援に入り、カキ養殖海域のがれき探査、生物環境調査、被災地の高台移転設計、跡地の湿地再生などを進めつつ、防潮堤問題の解決に向けて試行錯誤している。2012年、土木が専門ながら自然環境保全に取り組むNPO法人「森は海の恋人」理事となる。
朱宮 丈晴(しゅみや・たけはる)
専門は森林生態学。公益財団法人日本自然保護協会保全研究部部長。2005年から綾の照葉樹林プロジェクトにかかわり、ユネスコエコパーク登録のための支援を行った。東日本大震災以降、「東日本海岸調査委員会」の一員として、東日本の沿岸部の海岸植物や植物群落RDB調査などを市民と共に行っている。
※かながわ311ネットワークとは
かながわ311ネットワーク(NPO法人申請中は、東日本大震災発生からの2年間、ボランティアバスに乗っての被災地支援、ホームページやSNSを基盤とした情報発信、被災地と神奈川の人々を繋ぐイベント、講演会、物資支援など、様々な活動をしてきた「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」の有志によって、2013年5月1日に、設立されました。「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」は2013年3月31日をもって終了しましたが、激甚被災地域の復興はまだ始まったばかりです。この2年間でご縁の繋がった被災地の方々と共に歩みながら、被災地の復興の一助となるため、また明日にも来るかもしれない神奈川の災害に備えるため、幅広い活動を展開していきます。
※かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業とは
東日本大震災の被災者救援・復興支援のためのボランティア活動の一層の促進を図るため、2011年4月11日から2013年3月31日までの2年間、神奈川県(かながわ県民活動サポートセンター)と神奈川県社会福祉協議会、神奈川災害ボランティアネットワークの三者の協働事業として設置されました。
中心となったボランティアバス事業では、事業期間中に、宮城県へボランティアバス210台参加ボランティア延べ6,819人、岩手県へボランティアバス161台参加ボランティア延べ4,514人が活動しました。また2011年7月24日から2013年3月末まで、神奈川県が岩手県遠野市に開設したボランティア活動拠点「かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(愛称『かながわ金太郎ハウス)」を活用し、継続的な支援を展開しました。その他、イベントや勉強会の実施、物資提供、ITを活用した情報支援、県内避難者支援など、神奈川県内でも様々な活動を行いました。
◆本件に関するご取材等のお問い合わせ先:
かながわ災害救援ボランティア活動支援室
045-312-1121(火・水・金12時~19時)
070-5577-0864(月~金10時~18時)
info@kanagawa311.net
http://kanagawa311.net/
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