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報道関係各位
2014年8月11日
311net_20140811

横文字二段

               改めて先人に学び、子孫に伝える
                ~防潮堤問題から考える地域社会の行く末~
                「第2回巨大防潮堤勉強会」

  

NPO法人かながわ311ネットワーク (以後311ネット)は、東日本大震災で被災した東北各地の太平洋沿岸や河川に建設が計画されている巨大防潮堤と、コンクリート防潮堤に対する代替案を考える勉強会を8月23日(土)午後2時から5時まで、横浜市のかながわ県民サポートセンター会議室で開催します。

311ネットは昨年10月に、「東北、そして日本の沿岸を覆う~巨大防潮堤を正しく学ぼう」と題して専門家をお招きし、第1回巨大防潮堤勉強会を開催しました。東北各地で住民説明会などが開かれていますが、巨大防潮堤に疑問を投げ掛ける住民が多数いるにもかかわらず、行政の対応は必ずしも住民が納得するような形で進められていません。盛り土の表層をコンクリートで保護する構造の巨大防潮堤は耐用年数が50年程度とされ、いずれ全面的な造り直しが迫られることになります。この間、維持管理費などの地元自治体の負担は大きく、地方公共団体の行財政が支障を来すと懸念もあります。この防潮堤計画は、21年前の北海道南西沖地震 (1993年7月12日発生) によって地震と津波被害を受け、全島を防潮堤で囲んだ北海道・奥尻島をモデルにしているとのことですが、奥尻島ではその後、漁業に影響が出たのみならず、海岸線が見えなくなったことによる観光業への打撃により産業力が低下し、人口減少による限界集落化の恐れに加え、防潮堤によって「安全・安心」と思い込んでしまうことによる津波避難の軽視が問題になっています。

日本は、昔から地震、津波だけでなく、洪水など幾多の災害に見舞われてきました。これに対し先人たちは工夫を凝らして被害を低減させるとともに、今日まで多くの教訓を残してくれました。東日本大震災以降、先人の知恵に学ぼうという声は出ていますが、必ずしも防潮堤問題とセットになった取り組みとはなっていません。

そこで今回の勉強会では、改めて先人の知恵に学び生態系の保全と防災を両立する「移行帯/緩衝帯(バッファゾーン)」という考え方と、さらに一歩進んで、日本列島に生きてきた先人たちが守り育んできた里山、里地、里海の連環による地域活性化と振興策を勉強したいと考えています。

防潮堤の問題は、東北地方に限ったことではありません。そして先人の知恵に学ぶことは、この神奈川の明日のためにも大切なことです。改めて認識し、皆で共有し、どうしたら子孫に伝えることができるかを共に考える機会を持ちませんか?多くの方のご参加をお待ちしています。詳細は、 http://kanagawa311.net/8256/ をご参照ください (事前申し込み要)。

■第2回巨大防潮堤勉強会「改めて先人に学び、子孫に伝える~防潮堤問題から考える地域社会の行く末」■
【講師】 新井章吾氏(株式会社海藻研究所所長)
廣瀬俊介氏(環境デザイナー、東京大空間情報科学センター協力研究員)
阿部正人氏(宮城県気仙沼市小泉海岸および津谷川の災害復旧事業を学び合う会)
「報告とまとめ」 田崎耕次(科学ジャーナリスト、NPO法人かながわ311ネットワーク監事)

【日時】8月23日(土)午後2時~午後5時

【場所】かながわ県民センター3階304会議室、神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町

【会費】500円 (会場費、講師謝礼、資料代として)

【お問合せ】 NPO法人かながわ311ネットワーク
  info@kanagawa311.net

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