私たちは東北の復興を応援しています


ご挨拶

2011年3月11日の東日本大震災から間もなく3年が経過します。被災地の瓦礫は片付きつつありますが、今なお多くの方が仮設住宅での生活を余儀なくされ、復興を進めるに当たってのさまざまな問題が浮き彫りにされています。復興への道のりはまだ始まったばかりです。

私たちは、震災を機に起ち上がった「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業(※)」の枠組みの中で、ボランティアバスの運行や支援物資の供給、ホームページやFacebook、Twitterによる情報発信、チャリティー販売会や講演会のイベント開催など、復興支援を目的としたさまざまな活動を行っていました。その各チームリーダーや有志が集い、任意団体を経て、2013年10月、新たに「NPO法人かながわ311ネットワーク」 (以下311ネット) を起ち上げました。12月31日現在で、正会員17名、賛助会員79名+1団体、メルマガ会員約500名で活動しています。

災害は、決して他人事ではありません。特に日本では、それは常に「自分事」です。現在被災地で立ち上がろうとしている人々から、私たちはあらためてそのことを学んでいます。身近で多くの方を見送り、生き残った方々が訴えているのは、「災害に真剣に備えてほしい、この惨事から学んでほしい」ということです。被災地の復興を支援することを通じ、私たちはそれ以上に多くのことを学ばせていただいています。

311を忘れない 復興の道を共に歩みたい
未曾有の災害を教訓に学び、かながわの明日を守りたい

かながわとニッポンの明日のために、子どもたちの未来のために、皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

私たちの活動を皆さまに幅広く知っていただき、多くの方に活動に参加いただけるよう、私たちからの定期的な情報発信として「季刊311ネット」をお届けします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 代表理事 伊藤 朋子

~各事業・プロジェクトからの報告~

災害復興支援事業 (担当理事 谷永)
東日本大震災の発災からもうすぐ3年を迎えようとしていますが、災害復興支援事業では、現在も宮城県気仙沼市に向けてのボランティアバスを企画しています。10月にNPO法人となってからこれまでに5台のボランティアバス運行を企画し、延べ187人の方々に活動いただきました。活動の合間や終了後に、地域の方に周辺地域のご案内をいただき、当時の様子や被害状況などを伺うことで、私たち自身の防災・減災意識の向上も図っています。
私たちが支援活動を行っている気仙沼の「NPO法人海べの森をつくろう会」は、木を植えることでこれからの災害に備えたい、さらに震災の風化を防ぎたいという願いも込めて地元の人たちが立ち上げた団体です。2013年10月19日(土)には第2回目の「植樹祭」が開催され、私たちも「海べの森7号」(総勢40名)で参加しました。地元の方も多数参加され(総勢約200名)、津波に襲われた丘の斜面にクロマツ・山もみじ・タブノキなどの苗を植えました。その他の便では、植樹地の整備や苗木の手入れ、樹木の種の採取・種の植付・栽培などの活動を行ってきました。
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20131019植樹祭s

日本は世界有数の自然災害大国といわれています。ボランティアバスを使って被災地と未災地をつなぎ、それぞれの地において、いつ訪れるやもしれない大地震や災害に備え、少しでも被害を軽減できるように、支援活動と併せて啓発活動を今後も行っていきたいと考えています。
災害現場を訪れることで学べることはたくさんあると思います。1月から3月は植樹に関する作業が少ないため、月1便、中型バスでの訪問を調整中です。また、これまでにつながりのあるところからの要請があれば、それにも応えていく予定です。被災地にまだ行ったことのない皆さん、参加を検討してみませんか?募集のご案内は、都度HP上で行っていますのでご覧ください。

災害教育・防災教育事業 (担当理事 石田)
昨年は、大学生が企画する福島勉強会『のぞいてみよう ふくしまを』、県内で支援活動をしている高校生・大学生の活動報告会『かながわ発U-22被災地行ってきました。』を開催し、若者たちのそれぞれの活動とその想いを皆さんに知っていただくとともに、若者同士のネットワーク作りにも取り組みました。また、県内の子どもたち・若者たちに、災害の恐ろしさや被災経験者の想いを伝え、いつ起こるか分からない災害に備える意識づけを目的として、12月には横浜市立西寺尾第2小学校、今年に入って1月には産業能率大学にて講演をさせていただきました。子どもたちからは、真っ直ぐで真剣な感想がたくさん寄せられ、「未来を担う子どもたちへ伝える」ということの大切さを改めてひしひしと感じました。「伝え続ける」ことは、活動を続けている私たちの重要な役割のひとつだと考えています。
U22被災地行ってきました報告会(_DSC3390)

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さらに、「今、被災地が抱えている課題は、将来の神奈川が直面する課題である」と捉え、東北の太平洋沿岸一体に建設が進められようとしている巨大防潮堤について勉強会を開催しました。2人の専門家をお招きしてお話しいただき、巨大防潮堤の問題点、住民や生態系に与える影響などを客観的・総合的に伺うことができました。勉強会には岡山県から夜行バスで来たという学生など、神奈川県以外からの参加者も多く、今後も多様なテーマで継続してほしいとの声が多数寄せられました。
若者を対象にした次のイベントを3月に開催できるよう準備・検討を始めました。一緒に活動してくれる学生を募集しています。何かしたいと思っている学生の皆さん、春休みに一歩、踏み出してみませんか?
各種勉強会の開催や防災に関する講演、修学旅行や合宿などでの被災地における活動のコーディネートも承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。

災害情報活用事業 (担当理事 伊藤)
災害情報活用事業では、災害情報ボランティアスキルアップ講座の開設と、ホームページお助け隊の2つの活動を行っています。
災害情報ボランティアスキルアップ講座では、NPO法人になる前の6月から8月にかけて、一般向けにFacebookとTwitterを使った情報発信の講座を開きました。9月以降は、コアメンバーでマップの研究会などを行う一方、横浜市瀬谷区三ツ境小学校の防災訓練にTwitterを使った報道の担当として2名が参加し、訓練の参加者にTwitter報道についてのレクチャーを行いました。今年に入り、1月の「横浜消防出初式2014」に8名で参加し、Twitter報道の研究会を開催しました。引き続き次年度の講座開設を、現在企画中です。
ホームページお助け隊は、かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業から継続している事業です。日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが提供しているJimdo (ジンドゥー) という、簡単な操作で無料でウェブサイトの作成ができるソフトを使って、被災地で活動する団体や商店、グループなどのホームページ作成を手助けしています。
10月~12月には、ボランティアステーション事業から継続して支援中の8団体に加え、新たに3つの団体のホームページ作成、広報支援を行いました。依頼者が自分でホームページの更新ができるようになれば、卒業です。簡単でもオリジナルのホームページを持つことは、普段の連絡が電話やFAXのみで行われるとしても、情報発信という意味で重要です。
今後もできる範囲で支援を続けて行く予定です。
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産業復興支援事業 (担当理事 米田)
311ネットでは、震災3年目以降の被災地復興支援の核として、被災地の産業復興を重点業務に挙げています。
産業復興というと、その範囲は大変広く、被災地企業の資金的・人材的支援から起業支援、ビジネスパートナー等も含まれますが、私たちが考えているのはそんな大袈裟ではなく、「被災地に思いを寄せる人々が中核となって、消費者として被災地物産の消費拡大に貢献し、被災地企業の商売をお手伝いしていこう」というものです。
具体的には、現地のNPO等の各種団体と連携し、被災地の中小企業や商店、団体の物産 (主に食材と雑貨) を「ご紹介する場」と「購入する場」を提供することをメインに活動しています。10月以降では、被災地の食材を仕入れて調理して食べるイベント「復興キッチン」を12月、1月の2回開催 (参加者75名)、さらに、被災地の物産を年末年始の食材や贈答品にご提案する「贈答品フェア」を11月に実施し (ご購入160件)、新規商品やローカル食材のご紹介ご試食と新規販路の提供をさせていただきました。また、10月には、台風18号の被害を受けた陸前高田市米崎町のリンゴ農家を支援した「台風リンゴ共同仕入れ頒布会」が、皆様の大きなご支持を得て即日完売となった嬉しい事例もありました。3月後半にも「復興キッチン」を実施予定ですので、是非ともご参加ください。
さて、今後の産業復興支援の在り方ですが、被災地への経済的貢献の拡大を目的とした活動にしたいと考えています。具体的には、個別イベントから定期的消費への拡大です。販路も少なく商品の認知度もまだ低く、広告宣伝にも力を注げない被災地の皆様に代わり、イベントや試食会等を通じて食材を紹介し、気に入った食品を毎月の食料品として定期的に購入いただくことにつなげられれば、被災地の方々への大きな力になるのではないでしょうか。そのためには、事業に関わる多くの仲間と、美味しくて安全な東北食材を求める消費者の拡大が不可欠です。皆さんの積極的なご協力をお待ちしています。企画・準備等にご協力いただける方は是非ともご連絡ください。
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~会員募集~
311ネットでは、会の活動に賛同された多くの方々に参加していただきたく、賛助会員とメルマガ会員を募っています。
賛助会員は会費を納めて活動を応援しようという意思のある方にお願いするものです。入会金は個人、団体とも無料。年会費は個人(一般)が1年3,000円、個人(学生)が同1,000円、団体は同10,000円となっています。もちろん何口でもかまいません。賛助会員の特典としては、ボランティアや被災地研修などのバス運行等の情報をホームページなどに先行して配信、イベント情報の先行予約、賛助会員メーリングリストに登録し会員相互の情報共有、などがあります。賛助会員の希望は311ネットのホームページから、会費の振り込みは下記枠内の寄付の振込先と同じです。
311ネットでは活動情報をホームページに掲載するだけでなく、メールマガジンでも配信しています。メルマガ会員に登録されますと、311ネット・メルマガが配信されます(賛助会員には自動的に配信)。メルマガ会員は会費が無料ですので、ホームページからの登録をお待ちしています。
また会員募集とは別に、さまざまなボランティアも募っています。災害教育・防災教育事業やボランティアバスの受付、事務局対応など少ない人員で回しているのが実情です。復興キッチンの「調理ボランティア」を含め、時間の余裕があるような時に「ちょこっと」参加していただく方を募集しています。

寄付のお願い
NPO法人かながわ311ネットワークは発足したばかりで全く資金も資産もありません。ぜひ皆様の寄付で私たちの活動を支えてください。
いただいたご寄付は、被災地や神奈川県内で行う支援活動に活用させていただきます。
【振込先】
銀行からお振り込みいただく場合
◎ゆうちょ銀行
店名 〇二八(ゼロニハチ)店番 028 口座番号 8375173
名義 トクヒ)カナガワサンイチイチネットワーク
郵便局からお振り込みいただく場合
記号10260 番号83751731
名義 トクヒ)カナガワサンイチイチネットワーク
【お願い】
お手数をおかけしますが、お振り込みいただいた際、メール(info@kanagawa311.net)またはFax(045-330-8709)(045-670-2270【2015年5月20日~】)でお知らせいただきますようお願いいたします。領収書がご入り用の方は、あわせてお知らせください。また、ご寄付をいただいた皆様のご協力に感謝し、お名前や寄付金額をHPに掲載させていただきます。匿名をご希望の場合は、ご連絡ください。

※ NPO法人かながわ311ネットワーク
NPO法人かながわ311ネットワークは、東日本大震災発生からの2年間、ボランティアバスに乗っての被災地支援、ホームページやSNSを基盤とした情報発信、被災地と神奈川の人々を繋ぐイベント、講演会、物資支援など、様々な活動をし、2013年3月31日をもって事業終了した「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」の有志によって、2013年5月1日に設立、10月1日にNPO法人化しました。激甚被災地域の復興はまだ始まったばかりです。今までにご縁の繋がった被災地の方々と共に歩みながら、被災地の復興の一助となるため、また明日にも来るかもしれない 神奈川の災害に備えるため、幅広い活動を展開していきます。

※ かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業
東日本大震災の被災者救援・復興支援のためのボランティア活動の一層の促進を図るため、2011年4月11日から2013年3月31日までの2年間、神奈川県(かながわ県民活動サポートセンター)と神奈川県社会福祉協議会、神奈川災害ボランティアネットワークの三者の協働事業として設置されました。
中心となったボランティアバス事業では、事業期間中に、宮城県へボランティアバス210台参加ボランティア延べ6、819人、岩手県へボランティアバス161台参加ボランティア延べ4、514人が活動しました。また2011年7月24日から2013年3月末まで、神奈川県が岩手県遠野市に開設したボランティア活動拠点「かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(愛称『かながわ金太郎ハウス)」を活用し、継続的な支援を展開しました。その他、イベントや勉強会の実施、物資提供、ITを活用した情報支援、県内避難者支援など、神奈川県内でも様々な活動を行いました。

◆本件に関するご取材等のお問い合わせ先:
かながわ災害救援ボランティア活動支援室
045-312-1121内線4140(火・金13時~19時 水13時~21時)
「かながわ311ネットワーク」
070-5577-0864(月~金10時~18時)
info@kanagawa311.net  http://kanagawa311.net/

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