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2013年の夏は、あちこちで水害が多発しています。
かながわ311ネットワークの一員である私・谷本も7月に起きた西伊豆の豪雨災害支援に出向きました。
今後も、何か起きた際、お近くの皆様のご支援をよろしくお願いするとともに、この西伊豆水害ボランティア体験報告が、初めてボランティアに行ってみようとお考えの方の一助になれば幸いと思い、この文を記します。

■いざ、静岡へ。
7月17日から18日。西伊豆町はゲリラ豪雨に襲われました。
伊豆半島は急峻な山が多いところです。その山々に囲まれている戸田、土肥、宇久須、安良里では被害がありました。
宇久須地区は床下浸水程度で済みましたが、安良里地区では浜川が氾濫し、少なくとも町内の287棟が床上や床下浸水の被害に見舞われたそうです。川沿いでは駐車場の乗用車も流されて重なり、家屋の床下、床上の浸水、土砂の流入がひどい状況でした。

この状況に、ksvn(神奈川災害ボランティアネットワーク)がボランティアバスで緊急支援に向かう手配をしてくださったので、参加しました。
7月21日(日)朝7時に横浜を出発。西伊豆町に入って町役場まで、ところどころ土砂の流れた後はありましたが、見える風景は穏やかで、観光客もたくさん見受けられました。

西伊豆町役場に「災害ボランティア本部」が設けられていました。バスを出迎えてくれたのは静岡県伊豆市在住でボラステ(かながわ東日本大震災ボランティアステーション)時代に金太郎ハウスへのボラバスを良く利用し、支援してくださっていた中山宣永さんでした。また、本部には「震災がつなぐ全国ネットワーク」の松山文紀さん(元静岡ボランティア協会)もいらっしゃいました。知っている人がいるのは、心強いものですね。
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ボランティア本部で業務のマッチングを行い、西伊豆町が用意してくださったマイクロバスに乗って、一番被害が集中したと言われる安良里地区へ向かいました。
ボランティア受入れサテライトが設けられており、こちらでは「ジャパン・プラットフォーム」の佐藤大地さんが活躍されていました。到着が11時半になってしまったので、少し早めに昼食をとり、午後から活動することになりました。

私たちのグループが支援に入ったのは、床上浸水したお宅でした。午前中にご家族で床下の泥だしをされていたようで、疲れたご様子でしたが、私たちがお手伝いに入ることを伝えると、少し安堵された様子でした。
床上まで浸水された跡があり、床下から泥だしを行う作業と、床上や壁を水拭きする作業に分担しました。雑巾がすぐに真っ黒になる状態でしたが、作業終了のころには茶色程度にまでなり、ほっとしました。水道は問題なく使えましたので、その点では楽でした。
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住んでいる方のお話では、雨は18日午前3時半ごろから強くなり、同4時ごろに浜川が氾濫したとのこと。橋に流木や直径2メートルを超す大きな石が引っかかって川をせき止め、水があふれたようです。30分であっという間に水かさが増したのだそうです。

50年ほど前にも同じような水害に見舞われ、その後建て直したお宅は、1mぐらい嵩上げされていましたが、それでも床下浸水したとのことで、すごい勢いだったことがうかがい知れます。

軽トラックも入れない住宅密集地にある別のお宅では、バケツリレーで泥を運び出していました。広い道までは一輪車で土砂を運ぶ必要があり、人手がたくさん必要でした。消防団の人たちはもちろんのこと、夏休みに入った地域の中学生や高校生が手伝っている姿も見受けられました。また、静岡県御殿場市在住でボラステ時代にボラバスを利用し、支援してくださっていた鈴木浩二さんにもお会いすることができました。

帰りがけに側溝も覗いて見ましたが、土砂が堆積していて、こちらも泥だしが必要だと思いました。活動は3時間弱しかできませんでしたが、少しでも役に立てたのなら幸いです。
帰り道、賀茂健康センターで入浴させていただけて、大変助かりました。

■2回目のボランティアバス
翌週、23日は「かながわ「福島応援」プロジェクト(kfop)」さんがバスを企画してくださったので、乗せていただきました。横浜を6時半に出発し、先週と同程度の時間をかけて西伊豆入りしました。
本部からマイクロバスで移動するのは前回と同じでしたが、今回は「町営安良里高齢者センター」へ行きました。こちらに作業道具等が運ばれていたので、前回より効率的だと思いました。

今回は賀茂幼稚園で活動しました。堆積した土砂は重機で始末するのですが、その重機が入れるように、また大工さんのトラックが出入りしやすいようにと、ある程度のスペース幅を作るという作業でした。
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深いところでは20センチ近く土砂が堆積していました。今回は、ずっと炎天下での作業でしたので、こまめに休憩を取り、熱中症にはかなり注意しながらの作業となりました。

ほぼ目的が達せられたころに作業終了となり、ほっとしました。高齢者センターで道具類も洗うことができ、水が心配なく使えるありがたさを感じました。
それにしても西伊豆は地図上ではそんなに遠いとは思わなかったのですが、実際にはかなり時間がかかりました。横須賀あたりから船でいけたらいいのに、と思いました。

1週間で泥の様子も変わってしまいますし、処理に時間がかかると、次の災害への備えにも時間がかかることになります。水害支援は早めの活動が大切とは聞いていましたが、身をもって実感できた活動となりました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。       (谷本恵子 記)
以下、水害時のボランティア活動参考文献です。
水害ボランティア作業マニュアル

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