私たちは東北の復興を応援しています


報道関係各位
2016年5月1日

横文字二段

「季刊311ネット」 2016年春号

~ごあいさつ~
新しい年度を迎えたばかりの4月14日夜の前震、16日早朝の本震と続く「平成28年熊本地震」が発生し、5月1日現在でも予断を許さない状態が続いています。
今回の地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
私たちにできる支援を、ということで、NPO法人かながわ311ネットワーク (以下、311ネット) では、寄付情報、災害ボランティア受入情報などを整理して発信しています。また長崎在住の理事が4月21日から調査に入り、十分な支援が入っていない宇城市の支援を開始しました。5月8日迄を目処に現地支援では災害ボランティアセンターの運営、市の危機管理課に協力して避難所の環境改善調査や作業など、横浜からは、2名体制で情報発信の支援、現地スタッフのサポートを行っています。
2016s01今回の地震では、日本のどこに住んでいても災害への備えを忘れることができないことをあらためて思い知らされました。被災地への応援、支援の気持ち、活動はもちろんですが、あらためて自分の身の周りの備えを見直そう、という思いを新たにしています。
さて、東日本大震災の被災地支援をきっかけに設立された311ネットは、もうすぐ設立4年目を迎えます。
今年度は、東日本大震災の被災地で活動している方、神奈川などの首都圏から支援を続けている方などのお話をあらためて伺いながら、「繋がる」「備える」などについて再度考え、共に語り合う場を継続的に設けていこうと考えています。私たちの企画ですから、もちろん東北の「美味しいもの」も欠かせません。企画の詳細については、5月21日(土) に予定している「事業報告会」でお話ししたいと思っています。
昨年度から着手した「児童生徒の防災教育事業」は、順調に初年度を終え、いよいよ現場に入る2年目を迎えます。皆さまの一層のご支援ご鞭撻をお願いいたします。
代表理事 伊藤 朋子

~各事業・プロジェクトの報告~

【3.11メモリアルイベント-東日本大震災から5年、復興の今とこれから-】 (代表理事 伊藤)
3月10日(木)~11日(金) の2日間、かながわ県民活動サポートセンター1階展示場で「3.11メモリアルイベント-東日本大震災から5年、復興の今とこれから-」が開催されました ( http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1002375.html )。
神奈川県が主催し、神奈川県ユニセフ協会が共催したこのイベントに、東日本大震災の支援を継続している民間団体として、「かながわ災害救援ボランティア活動支援室」から複数の団体が活動紹介のパネルを出展しました。
私たち311ネットは、設立以来この3年間の活動を紹介し、昨年実施した「高校生バス」
について、実際に参加した高校生、大学生の生の声を見学者に届けました。
東日本大震災から5年、被災地の状況はというと、復興した部分、まだまだな部分、震
災前より悪化している部分のマダラ構造となっています。311ネットでは、今の形での支援を続けていきます。
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(写真左:311ネットの活動紹介パネル、写真右:パネル右側で高校生バス参加者の声を紹介)

【市民活動フェアに参加】 (事務局 担当理事 谷本)
2016s043月12日(土)~13日(日) の2日間、かながわ県民センターで「市民活動フェア」が開催され、311ネットも参加しました。今回で19回目となるこの催し、かながわ県民活動サポートセンターを拠点にボランティア活動・市民活動をしている団体とそこにかかわる人々にとっての「交流を深めるお祭り」です。今回のスローガンは、「市民活動、交流と協働『~サポートセンター20周年! つなげよう、広げよう、さらなるステップを!!~』」でした。
311ネットは、かながわ県民活動サポートセンター10階で、「かながわボランティアバスチーム」「かながわ『福島応援』プロジェクト(kfop)」の皆さんと並んでの出展となりました。ブースを見学にいらしてくださった皆さまに、3団体それぞれの活動紹介をさせていただきました。今回は、今まで復興キッチン等でご紹介し、ファンになっていただいた方から事前予約注文を受け付け、牛タン入りつくね (ヤマサコウショウ)、気仙味噌の赤・白 (八木澤商店)、湯通し塩蔵わかめ (くじらのしっぽ)、そして「相馬のおんちゃま」センシン食品から、漁師モーニング漬け、相馬のあんこうとも和え、ヤリイカ天日一夜干し、柔らかタコ飯の素など、人気商品を取り寄せて販売しました。
さらに、陸前高田から取り寄せた「たかたの夢」というお米を炊き、三陸のわかめや海藻、気仙味噌でお味噌汁を作り、東北のサバ缶やさんま缶等々、ブースを訪れてくださった方に「東北の美味しいもの」を召し上がっていただきました。
2016s05ブースの運営には、ボランティアの皆さんにもお手伝いいただきました。東日本大震災から5年という節目で、あちらこちらでイベントが開催されましたが、多くの方に、市民活動フェアで東北の美味しいものを知っていただくとともに、あらためて被災地支援について意識を向けていただくことができたのではないかと思います。
被災地支援という観点から一歩進め、次は自分が被災者になるかもしれないと考えて備える、自分自身そして大切な家族のための防災に向き合う、そんな人を増やすべく、今後もさまざまな活動をしていきたいと考えています。

【災害時の連携を考える全国フォーラムに参加】 (災害復興支援 担当理事 谷永)
―――つながりは、そなえ。
2016s062月12日(金)~13日(土) の2日にわたり東京・両国にて開催された「災害時の連携を考える全国フォーラム」に参加しました。以前から加盟していた「震災がつなぐ全国ネットワーク」にて、近年多発する自然災害に効果的に対応するためにネットワークが必要ではないか、という声が上がり、動き出した構想がこの全国災害ボランティア支援団体ネットワーク (JVOAD) です。
今回のフォーラムは第1回目、全国から各支援団体の関係者等が約300人集まり、真の連携・協同を実現するために、それぞれの多様性を認め合い、地域を尊重しながら支援の漏れ・抜け・ムラをなくす、というベクトルを共有し、災害時の連携の在り方を考えるという趣旨の下、開催されました。
オープニングのパネルディスカッションでは、東日本大震災の被災地、岩手・宮城・福島への支援者の代表が登壇し、「ポスト東日本大震災―緊急期における広域連携の課題と提言」を討論しました。
2016s07「地域を見つめることからその地域への支援が始まる」。緊急期~復興期を通して、行政だけでは成し遂げられない課題が多くあり、NPOや市民団体などと連携して支援活動に取り組む。その際には必ず、地域を見つめて「今の課題」「これから (将来) の課題」「今までの課題」が何なのかを見極め、それらが自団体のミッションと合致しているかを考える。合致していなければ地域のさまざまな団体同士で連携して、課題に取り組む。そうしたことの大切さにあらためて気付かされました。
災害が起きてからその課題に取り組むのでは、労力が多く掛かり、スピードも遅くなりがち。
平時から、地域の課題に対し、活動分野の垣根を越えてNPOや市民団体と連携をしつつ取り組み、また、災害時の課題にも取り組んでいければ、お互いの得意分野が理解でき、地域の資源の洗い出しができており、地域のネットワークを生かした災害時の支援活動を効果的に、かつスピード感を持って行うことが可能になる、とあらためて感じました。パネルディスカッションの後は分科会に分かれ、東日本大震災後に取り組まれていることなど、さまざまな課題の取り組みに生かせるキーワードが共有されました。翌日は「ICTを活用した支援の偏り・ムラを軽減させるためには」として、各団体がどの地域でどのような活動を行っているかをインターネット上の地図で共有する仕組みを使ったシミュレーションを行いました。状況を見極め、そのような情報も活用した活動を行い、より多くの被災者に、より早く向き合うことが必要であると感じました。

【児童・生徒の防災教育推進事業 初年度のまとめ】 (防災教育事業 担当理事 石田)
2016s08「児童・生徒の防災教育推進事業」は、平成27年度かながわボランタリー活動推進基金21協働事業負担金対象事業として採択されました。すべての子どもが、いざという時に主体的に判断し行動できる力を身につけることを目的に、小中学校での防災教育を推進していきます。
平成27年度から取り組み始めたこの事業では、防災教育の中でも、学校で取り組む防災教育に焦点を当て、1年間実施してきました。まずは、学校での防災教育の実情を把握するため、ヒアリング調査を実施しました。夏休み期間に学校に伺い防災担当の先生から直接お話を伺うヒアリング調査から見えてきた課題は、① 防災教育の重要性は理解しているが、何をやったらよいか分からない、② 何か特別なことをしないといけない気がして負担感が大きく、今の授業や行事で目一杯となり時間が取れない、③担当者が変わると継続するのが難しい、④ 近隣の学校で取り組んでいることが分れば参考にしたいが、情報がない、⑤ 困ったときに教えてくれる人や、子どもたちに指導してくれる人がいるとよい、といったものでした。これらの課題を解決する手助けとなるよう、防災教育の指導者を育成する「防災教育ファシリテーター養成講座<初級編>」を開催し、25人が受講しました。
地域防災計画や学校防災計画など、防災活動上での基本を学び、防災教育の教材3種を体験しました。また、先生に負担のかからないプログラムを作ろう!という思いで「かながわ版防災教育プログラム」を作成しました。このプログラムのポイントは、今、学校で行っていることに少しだけ防災の要素をプラスする、という発想で作られていることと、義務教育の9年間を通したプログラムになっていることです。具体的な手法として、① 教科との連携、② 教材の導入、③ 訓練の工夫を提案しています。
2016s091.教科との連携は、普段の授業の中で、関連する単元の中に防災ネタを取り入れるという方法。
2.教材の導入は、数ある防災の教材の中から、学校で扱いやすく、子どもたちが作業を通して学べて自分で考える力や人の意見を聞く力、みんなで意見をまとめる力をつけられる教材として、DIG (災害想像ゲーム)、逃げ地図 (避難地形時間地図)、HUG (避難所運営ゲーム) の3つを選びました。
3.訓練の工夫は、抜き打ち訓練や災害伝言ダイヤル訓練など、ヒアリング調査の際に学校の先生から伺った例を掲載しています。この手法の中から学校に適するものをピックアップし、学校独自の防災教育プログラムを作成することを目指しています。
2年目となる平成28年度は、モデル校3校に「かながわ版防災教育プログラム」を取り入れていただき、プログラムの検証をします。また、「防災教育ファシリテーター養成講座」は初級編に加えて上級編を設け、防災教育の基礎はもとより指導者になるためのノウハウも学べる講座となります。初級編は7月~9月、上級編は10月~12月に実施する予定です。さらに、1年間のまとめとして、防災教育に取り組む学校の事例を共有する場を作りたいと考えています。
自治会やPTA向けの防災講座や、学校向けの職員研修や子どもたちへの防災教育なども承っております。
東日本大震災から5年が経ち、つい先日も、熊本・大分で大きな地震が発生しました。過去の災害から何を学び、後世に何を残すのか。神奈川で起こるであろう災害に備えるために、子どもたちに今、何を教えるべきか。そうしたことを常に問い続けながら、本事業を続けていきたいと思います。

【講座事業】 (講座事業 担当理事 伊藤)
2016s10少しずつ、外部から講座開催の要請を受けることが増えてきました。
3月13日(日) に、横浜市旭区の子育てサークル「はじめのい~っぽ!」からの依頼を受け、『わが家の防災力UP!~家族のために今できること~』と題し、防災講座の講師を理事の
石田 真実が務めました (写真右)。
かながわ県民活動サポートセンターの企画として、センターを利用している方のICT相談を
2日にわたり行いました。
今年度も、防災全般、情報講座などいろいろな講座を行っていきます。
スケジュールや各講座の内容などの詳細は、ホームページをご覧ください。

~会員募集のお知らせ~
311ネットも走り出してから3年目になりました。現在の会員の区分は、以下のとおりです。
【正会員】 311ネットの組織運営に携わり、総会において議決権を持つ会員です。
【賛助会員】 主に会費によって311ネットを支援する会員です。年会費は個人3,000円、学生1,000円、団体10,000円を一口とし、何口でも構いません。
【ボランティア登録者】 各プロジェクトまたは事務局のお手伝い、ボランティアとして活動することで311ネットを支援する方々です。登録者としては、金銭的な支援はいただきません。
【資金支援者】 寄付で311ネットを支援する方々です。
【メルマガ会員】 311ネットの情報を受け取り、イベントへの参加や情報拡散によって311ネットを支援する方々です。
賛助会員の皆様もぜひボランティア登録をしていただき、各種のプロジェクトを支えていただきたいと思います。新たに「資金支援者」を設けるに当たり、「ストアーズ」というシステムを導入しました。詳しくは311ネットのホームページに記載していますが、随時受け付けていますので、ボランティア登録者、メルマガ会員の皆様にもお気持ち、お財布に余裕のあるときにご協力いただければと思っています。よろしくお願いいたします。

寄付のお願い
NPO法人かながわ311ネットワークは、小さな団体です。ぜひ皆様の寄付で私たちの活動を支えてください。
いただいたご寄付は、被災地や神奈川県内で行う支援活動に活用させていただきます。
ストアーズというシステムを利用しており、【クレジットカード払い】【コンビニ払い】【口座振り込み】の3つの方法でご寄付いただけます。
詳細は、http://kanagawa311.net/6363/ をご参照ください。

防災教育へのご寄付
横浜銀行 横浜駅前支店 普通6295481
名義:エヌピーオーホウジン カナガワサンイチイチネットワーク

団体全体へのご寄付
ゆうちょ銀行 記号:10260 番号:8375173  〇二八支店
普通8375173)名義:トクヒ)カナガワサンイチイチネットワーク

【お願い】 領収書がご入り用の方は、メール (info@kanagawa311.net) または電話070-5577-5394でお知らせいただきますようお願いいたします。また、ご寄付をいただいた皆様のご協力に感謝し、お名前や寄付金額をHPに掲載させていただきます。匿名をご希望の場合は、ご連絡ください。

※「NPO法人かながわ311ネットワーク」とは
2011年3月11日の東日本大震災から4年、今なお多くの人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされ、復興を進めるにあたっては様々な問題が浮き彫りにされています。震災から2年間、神奈川県、神奈川県社会福祉協議会、神奈川災害ボランティアネットワークの協働事業として行われた「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」で復興支援活動に携わってきた各チームのリーダー他の有志が集い、新たに「NPO法人 かながわ311ネットワーク」を起ち上げました。現在は定期的に被災地へボランティアバスを運行。現地で植樹活動を行っているNPOの支援の他、ホームページ作成支援など、多彩な支援活動を行っています。県内では、被災地東北の食材を使って、神奈川の料理人がつくる料理を堪能する「復興キッチン」やチャリティー販売会、若者を対象とした交流会、被災地の今を知る勉強会の開催など、地元神奈川で参加できるさまざまなイベントを行っています。また神奈川の地域防災力の向上のため、SNSやデジタルマップを使った防災勉強会の開催や講師の派遣なども行っています。設立:2013年5月1日 NPO法人化:2013年10月1日

◆本件に関するご取材等のお問い合わせ先:
かながわ災害救援ボランティア活動支援室
「NPO法人かながわ311ネットワーク」
045-312-1121内線4140(火・水・金13時~19時)
070-5577-5394 (月~金10時~18時)
info@kanagawa311.net
http://kanagawa311.net
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