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この夏、みんなの町の防災ずきんズでは、横浜市を含むモデル地域の小中学校を対象に、防災教育への取り組みについてヒアリング調査を行いました。

その結果を踏まえ、これから学校防災に貢献していくためにメンバーの学びの機会を得たいと10月10日、災害社会工学がご専門の群馬大学教授、片田敏孝先生をかながわ県民センターにお迎えしました。
ほかならぬ防災研究の第一人者であられる片田教授にお越しいただけた貴重な機会でしたが、緊張と期待の1時間半はあっという間に過ぎました。

釜石の防災教育に携わってこられた経験などを基に、片田先生は防災教育の原点とも言うべき「生き抜く力の育み方」について具体的かつ明快にお話しくださいました。
IMG_20151010_片田教授
防災の優等生ではなく、その日その時、一生懸命逃げる子を育てなくてはならないと片田先生。そのためには共感に基づいたコミュニケーションが必要で、例えば、津波が来ても逃げないという子に「お母さんが迎えに来てしまう」と話し、状況を客観視させるのが肝要とのこと。ここがスタート地点となって、「自分が逃げればお母さんも逃げてくれる」という家族としての信頼関係を勝ち得るまで、子どもは頑張ります。

防災教育は学校だけでなく、家庭や地域が一丸となって取り組むことが重要です。これは当事者意識という、恐らく今の日本社会に最も欠けているマインドの1つを育むことでもあります。厳しくも美しい自然と毅然と向き合う大人がロールモデルとなって子どもの成長を促すという、当たり前のことなのですが。このあたりについて、片田先生は「防災とは、その土地を生きるお作法」と表現されていました。

先生のお話を伺いながら、東日本大震災の凄惨な現場の記憶が蘇ってきた筆者は、何としても、少しずつでも、本プロジェクトに貢献したいと思いを新たにしました。

ヒアリング調査データの取りまとめなどで若干疲弊気味(!?)のメンバーにはピンポイントのご褒美とも言えるアドバイスを下さった片田先生、本当にありがとうございました!

この後、同じ会議室でメンバー同士のささやかな慰労会セッションとなりました。

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