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7月5日(日)、今年度の金沢地区の地域復興協議会の第1回目となる「金沢金山跡めぐりプレツアー」が開かれました。
地域復興協議会は、他の沿岸地域に比べ復興が遅れていた大槌町で、2011年7月から民意を反映させ町民主体の復興計画を策定するため、町民が意見交換する協議会を10地区に設置し、始まったものです。現在も、地域の復興計画を策定していくため、地域ごとに年数回の協議会が行われています。
今回のプレツアーは、金沢地区の観光資源として期待されている金山跡のツアー開発に向けて、ルートや安全性、推進体制などについて確認するために行われました。復興協議会始まって以来もっとも人気が高いツアーとなったそうで、地元住民を中心に45名近くの参加者が集まりました。
大槌というと、どうしても海のイメージが強いですが、実は町の9割が森林であり、ひとたび山に入っていけば大変緑の深い土地だということが分かります。
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金沢地区(旧金沢村)は大槌川上流にある地区で、現在は農業や酪農を生業としている家庭が多い地域です。中世の時代より昭和初期まで砂金採りで栄えたと言われ、地名も「金の採れる沢」からきているそうです。
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町の中心部から離れていることもあり、震災時には町の重要な後方支援拠点の一つでもありましたが、同時に過疎、高齢化が深刻な地域でもあります。
金沢の復興協議会では地域活性化のため、地元の食材で作られた郷土料理の発表会などを行っており、今回の金山跡ツアーも地域活性化の一環として開催されることとなりました。
ツアーでは寺院にある金山労働者の無縁仏の塔や、地元農家の庭に置かれている金挽き臼の石など、地域に残る史跡を巡り、金山跡までのルートを実際に歩きました。
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金山跡では砂金採りの作業の見学・体験もあり、夢中になって金を探す参加者の姿も見られ、他の参加者も大変興味深そうに見入っていました。
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金山を歩いた後は、大槌の郷土史を研究している花石公夫さんを講師に金沢の金挽臼や金山にまつわる講座を受け、お昼には地元の郷土料理も出されました。ツアーとして充分満足度の高い内容となったと思います。参加者からは「釜石の橋野鉱山と連携すればさらに価値が高まるのでは?」、「金山の郷土資料室を開設しては?」など、積極的な意見交換が行われました。
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2015年7月14日 岩見 弥生子

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